Leica R7

いい笑顔

笑顔には力がある。
面白おかしいことで出てくる笑っている顔とは違う、自然にある笑顔が持つ、心の扉を「ぽんっ」て開いてくれる、そういう力。だけどすべての笑顔にそういう力があるわけじゃないっていうのは、みんな知っている。
そして、その力にも個人差があるということも。

その写真展を開催していた二人の笑顔は、非常に強力だ。心の扉を「ぽんっ」どころか「すっ」と突き抜けてくる。良太君と佳央理さんの笑顔は警戒心とかという扉をもってしても無駄な抵抗に終わる傾向が強い。まるで、はじめから扉自体が存在しなかったかのように。

不思議なもので、笑顔には差がある。
美人の笑顔は最高だとかそういうことではなく、いい笑顔は人を惹きつける何かを持っている。
もちろん男である以上、美人の笑顔は好きではあるが(結局好きなのか)、それを持ってしてもいい笑顔には勝てない事も十分に知り得ている。

この二人が居る空間というのは、たとえそこがカフェの一部を間借りしたような空間であっても、高級ホテルよりはるかに居心地の良い空間にしてくれるのは間違いない。きっと、そこが公園とか砂浜とか、仕切られた空間でなくともそういう場にしてくれる。

いい笑顔というのは、きっと生まれ持っただけのものではなく、時間とともにその人自身が自然と育んできた、その人そのものを表しているのだと、そう思う。
そして、その笑顔を撮ることが出来るということが「人を撮る」最大の魅力でもあり、もっとも難しい事でもあるということを改めて感じた。

良太君、佳央理さん、写真展お疲れ様でした。
良太君の撮った佳央理さんの写真、あれはやっぱり特別な一枚だと思う☆






※写真には肖像権があります。無断転載、加工転載はお断りさせて頂きます。



祈りと呪いは紙一重

Leica R7 + Elmarit-R 35mm F2.8

良い写真が撮りたいと祈った。
そしていつからか、良い写真を撮らなきゃいけないという呪いを自分自身にかけていた。

空に浮かぶ星に祈りは届かず、
足元に散らばる星の上を歩いていた。

ここの管理人(小鳥と暮らす踊り子)さんがつぶやいた言葉で気がついたこと。



米コダック、フィルム部門消滅


Leica R7 + Macro Elmarit-R 60mm f2.8

 

(  Д )    ゚   ゚

えっ、フィルムがくぁwせdrftgyふじこlp

 

コダックの「フィルム部門消滅」。
この衝撃的なニュースはロイター通信や日経で報じられました。

早い、早すぎるよコダック。
つい先日、資産売却がうまくいかなかったら破産申請に入るって言っていたばかりじゃんか。
破産申請に入るってことは、少なくともすぐには倒産やフィルム消滅の危機からは免れると思っていたのに。

もしそうなったらとても困ります。
というのも、冷蔵庫を開けるとコダックのフィルムがびっしりです。
7~8割りはコダックで、あとは富士フィルムが締めています。(注:フィルムは棚ひとつ分であとは食品がちゃんと入っています)
年末にはTC-1(フィルムカメラ)までを買っちゃいました。
メインで稼働しているカメラの8割はフィルムカメラです。
とりあえずコダックの社長に生卵を投げつけたい気分です。

 

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学校という場所

Leica R7 + Elmarit-R 35mm F2.8 2nd

さっそく、そのお宅を訪ねる。
そして無事に鍵を借りすることが出来たので、小学校の中へ。

小学校の頃の思い出と言えば、「席替え」は外せない。
その結果次第で、勉強をやる気になるかならないかが決まるくらい、好きな子の側の席は重要だった。
席替えの前の日は、寝る前にお祈りしていたくらい(笑

そして、目の前に広がる景色は、その思い出と似ても似つかないものだった。
(さらに…)



小学校


Leica R7 + Elmarit-R 35mm F2.8 2nd

千葉の山奥で見つけた、小さな学校。
普通の小学校であるのに、その静かすぎる佇まいが気になって、近所の方に話を聞かせて頂いた。
その方から10年ほど前に閉鎖されたという事を知る。
そして、同時に中を見学できるかもしれないという事も知る。

どうやら、この学校の鍵を管理されている方の家を知っているというのだ。