いい笑顔

笑顔には力がある。
面白おかしいことで出てくる笑っている顔とは違う、自然にある笑顔が持つ、心の扉を「ぽんっ」て開いてくれる、そういう力。だけどすべての笑顔にそういう力があるわけじゃないっていうのは、みんな知っている。
そして、その力にも個人差があるということも。

その写真展を開催していた二人の笑顔は、非常に強力だ。心の扉を「ぽんっ」どころか「すっ」と突き抜けてくる。良太君と佳央理さんの笑顔は警戒心とかという扉をもってしても無駄な抵抗に終わる傾向が強い。まるで、はじめから扉自体が存在しなかったかのように。

不思議なもので、笑顔には差がある。
美人の笑顔は最高だとかそういうことではなく、いい笑顔は人を惹きつける何かを持っている。
もちろん男である以上、美人の笑顔は好きではあるが(結局好きなのか)、それを持ってしてもいい笑顔には勝てない事も十分に知り得ている。

この二人が居る空間というのは、たとえそこがカフェの一部を間借りしたような空間であっても、高級ホテルよりはるかに居心地の良い空間にしてくれるのは間違いない。きっと、そこが公園とか砂浜とか、仕切られた空間でなくともそういう場にしてくれる。

いい笑顔というのは、きっと生まれ持っただけのものではなく、時間とともにその人自身が自然と育んできた、その人そのものを表しているのだと、そう思う。
そして、その笑顔を撮ることが出来るということが「人を撮る」最大の魅力でもあり、もっとも難しい事でもあるということを改めて感じた。

良太君、佳央理さん、写真展お疲れ様でした。
良太君の撮った佳央理さんの写真、あれはやっぱり特別な一枚だと思う☆






※写真には肖像権があります。無断転載、加工転載はお断りさせて頂きます。



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  1. […] てくださったりしたものをここにメモさせてください。うれしかったから。 ・もっちー「いい笑顔」:もっちーにはスキャナをお借りしたり壁を持っていただいたり甘えてしまいました […]


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