**Minolta**

One Day #103

Minolta TC-1 G-Rookor 28mm f3.5
Minolta TC-1 G-Rookor 28mm f3.5

まだまだ歩き足りない場所



ある日

Minolta TC-1 G-Rookor 28mm f3.5
Minolta TC-1 G-Rookor 28mm f3.5

ある日、大好きな彼女を撮った。
そしてこの前、二人暮らしをはじめて、ちょうど1年が経った。



伝えるモノ

Minolta TC-1 + G-Rokkor 28mm F3.5

どんなに大声を発しても、空気を震わせても、その声が届く人の居ない場所では誰にも伝わらない。
届かない声を出すたびに喉は枯れ、心は失われ、やがて身体は壊れていく。
彼に触れてみても、すこしひんやりとした無機質さが伝わってくるだけだったんだ。
届かない声を叫び続けた躯は、やがて砂に帰る。
伝えなきゃいけないコトさえ忘れて、ひとり静かに眠る。



冬の空

Minolta TC-1 + G-Rokkor 28mm F3.5

冷たく凜とした空気に満たされ、街中を行く人の表情もどことなく険しさが見え、寒さから逃れるように足早に建物や地下鉄に潜り込んでゆく。
自分だって、やはり寒さから逃れたくって足早に歩いてしまうけど、ふと立ち止まって見上げると青く高い空が広がっている。
もう少し、この季節を楽しもうと思う。



クリスマスプレゼント

ええ、もちろん自分から自分へのクリスマスプレゼントです。
手にしたのはMinolta TC-1というカメラ。
ここ数年、年に数回TC-1が欲しいという発作を起こすたびに、「これ以上フィルムカメラを増やしてはいかん!」と自分に言い聞かせ、自分の心を偽ってきたのですが、それも限界を迎えたようです。
(さらに…)



海の見える公園で




Minolta TC-1 + G-Rokkor 28mm F3.5



少しの間、TC-1を借りていた。



いつも持ち歩く一眼レフとくらべても、小さく、軽く、写りはさすがという他なく、この生温い空気を貫くように、世界を写しとる。

操作性もT3を超え、TVSIIに匹敵するくらい良く作られていた。

使ってみて思ったのは、T3はAF精度がものすごく良く、TVSIIの描写力も
素晴らしいものだということ。
この3台は描写力の点で優劣はつけられないほど、優れた描写に味わいを隠し持っている。



TC-1は携帯と変わらない感覚でジーパンのポケットに入れておける。

とても小さくて、本当にフィルムカメラかと思うほどだった。

同時に、このカメラとなら、どこまでも歩いていけるような気がした。



そんなカメラ。