しばらくぶりに使うと、ピントの浅さに悶絶する。
子育て真っ盛りの今は使いづらいけれど、ちょいちょい使っていかないと、もう少し大きくなって動き回るようになったら絶望的になってしまいそうだ。
**Carl Zeiss**
One Day #70
Sony A7, Carl Zeiss Biogon T* 2/35 ZM
あっという間に咲いたかと思えば、あっという間に散っていく。
ただただ、さくら吹雪の綺麗さと、妻と子とが平和にしていられるっていうことが、とんでもなく幸せで贅沢な時間だなと思う。
だから日々の辛い仕事にも耐えられる。って言いたいところだけど、やっぱり仕事はきらい。
妻と子と一緒に過ごせる時間がもっと欲しいな。
ボロッちいアパートに住んで、身を寄せ合わなきゃ乗れないような古いMINIやPAOに乗って、しょっちゅう近所の公園とかに家族3人で遊びに行けたりするのなら、旅行とか持家なんてなくても、それはそれでとんでもなく幸せなんだろうな。って思うことがある。
ときどきこういった感覚が目を覚ます。
幸せって手に余るような広い場所やお金のかかる場所じゃ薄くなるって感覚。
One Day #60
Voigtlander BESSA R3A , Carl Zeiss Biogon T* 2/35 ZM
妊娠の頃もそれはそれでいろいろ大変だったけれども、今思えばずいぶん自由に写真を撮ることができて、そういう意味では幸せだったなーと思う。
ベビーベッド代わりに用意したゆりかごはすでに荷物置き場。
5分もひとりで眠ってくれるようであれば奇跡のよう。これほどまでの抱っこ好きの甘えん坊、引っ付き虫のように離れないとは思ってもおらず、産まれてからしばらくはMFレンズでも困らないだろうと思っていたのが大間違いだった。常に片手しか使えないような状況下で時間もないってなると、本当に自由に写真を撮ることができない。
その中で、どんだけ撮っていけるかってなるのだけど、自然と手にするのが多いのがニコワンあたり。T3やTVS2も使うのだけど、結局スキャンする時間がなくて写真を見れていない。ま、こちらは将来の楽しみ的、タイムカプセル的に撮りためるしかないと思ってる。
全然話は変わるけれど、Biogon T* 2/35 ZM、フィルムだととっても佳い写りをしてくれる。少しマニアックな話ですが、球面レンズだけで仕立ててあるので、解放での適度な柔かさ、絞った時の締りなど期待に応えてくれる使いやすい感じ。ボケもエッジが立つけど年輪模様もなく、2線ボケになる距離感もPlanarと違う。でも、無いわけじゃないくややざわつく感じが、なめらか過ぎて綺麗すぎるものと違う写真らしさを持っている。
それなのに、デジタルのα7で使うと周辺がぐたぐたすぎて、酷いこと言えばBiogonの名前を汚すんじゃないかってくらい酷くて、安物ズームでももっと写ると言ってやりたい。ま、製造時期の目的が違うものだからとやかく言ってもしょうがないのだけど。Loxia 2/35は周辺画質がぜんぜん違うようなので使いやすいのだろうけど、ZMは通常使いでも周辺画質の流れは目に余るレベル。
でも中央からその周辺はしっかりとした写りで印象的な光のトーンを拾ってくれる。どことなくSigma 30mm F1.4のようなポートレートで印象的な絵を結んでくれるので、個人的にはアリだし重宝するレンズなんだけど、正直、フルサイズのデジタルで使う人には人にはオススメできないレンズになっちゃってます。Mで使うとどうなるのかさっぱりだけど。
あと、地味なとこですがBiogonの中では最も明かるいレンズだったりします。
One Day #58
CONTAX T3 + Carl Zeiss sonnar T* 35mm F2.8
また冬がやってきた。
写真は昨年の冬に富良野で撮ったもの。この時は、まさか次の冬を3人で迎えることになるなんて夢にも思っていなかった。
毎日が寒いけど、息子を抱っこするととっても暖かい。息子には「さくたろう」って命名したため、ふたりは時々「さくたんぽ」って呼んで湯たんぽ代わりにしている。
それにしてもさくたろは、本当にママが好き。先日も妻が39度越え、自分も39度近くの熱を出して、ふたりして寝込んだにもかかわらず、妻にびったり張り付いて汗びっしょりになりながらも抱きついて眠っていた。引き離すと30分でも1時間でもぎゃーぎゃー泣いたりぐずぐずしっぱなしで手に負えなかった。
幸い、妻は驚異的な回復力で夜に39度まで上昇したかと思いきや、明け方前には平熱まで戻って生活崩壊は免れた。自分も朝の出勤前くらいには平熱近くまで下がってなんとかなったけれども、このまま二人が動けなくなったらさくたろはどうなってしまうのかなって、とても不安な夜をすごした。
こんな時、実家が近いと助けに来てもらったりできて安心できるのだろうけど、そういう環境ではないから、風邪をひかないようにふたりで気を付けるしかない。
毎年、風邪をひくときは二人仲良く熱を出して寝込んでいるので、この冬はこれ以上そうならないようにしなくちゃね。