虹を渡る足

Nikon F3 + Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZF

恐ろしく醜い姿のかわりに、誰も手にしたことのない虹の上を歩く権利を持った生き物。
空にかかる虹は7色。
蜘蛛の足は8本。
虹がもう一色多ければ、神様は蜘蛛に虹の上を歩く権利を与えず、醜い姿のまま地べたを這わせていたのかもしれない。



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  1. より:

    異論を唱えましょう。
    僕は蜘蛛はすごく機能美に溢れたかっこいい生き物だと思ってます。
    垂直面を走り、人間がいまだ作れないポリマーを生み出し、赤外線を視たり、空だって飛べる。
    機能に特化した凄すぎる姿というものを畏れ、人間の遺伝子が記憶したのがアラクノフォビアだろうと考えます。
    生物学的な成功から考えれば、人間の方が醜いかもしれませんよ。
    じゃあ、蛸はどうかな?
    どう考えても蛸も成功グループだよなあ……。

  2. *pens より:

    さすが、考察力がすごい! 笑
    確かに蜘蛛は恐ろしいのはではなく、怖ろしいの方なんですよね。
    機能的すぎて隙がなく「コイツとは絶対に友達になれないな」と思わされます。まあ、無駄がある方が愛着わくし、可愛いじゃないですか。カピバラやペンギンとか、ブサイクだけど間抜けな面があって愛せます。
    蜘蛛も蛸もミミズもムカデも、ブサイクだけど隙がない嫌な奴なんです、感情がまったく感じられない処理ロボットみたいで。
    人間は無駄が多い生物ですね、ほんと。発明に頼ってばかりで生物学的には最弱の部類にはいる失敗作ですよ、ぶよぶよにふとったブタのように。でも、無駄がたくさんあって愛せます。美味しいラーメンにバカみたいにこだわったり、写真とったり、歌ってみたり。自分が生き物に美しさを感じるのは無駄なところなのかな。

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